2016/01/15 01:02
パタゴニア地方は南アメリカ大陸の南緯40度以南のアルゼンチンとチリの地域です。
南半球の為、季節は反対になります。
南パタゴニア地方ではブナの原生林が見られ、日本と同じく秋には美しく紅葉します。
地の果て、風の大地とも言われているくらい厳しい環境ですが、その圧倒的自然は美しく、見るものを魅了し、再びこの地を訪れたいと思う素晴らしい場所です。
日本からは、直行便はなくその代わり日本の裏側だけあって、チリに行くには多くのルートがあります。
ヨーロッパ経由
カナダ経由
アメリカ経由
アメリカ経由
オーストラリア経由
平成27年2月にチリに行った際私が選んだのはアメリカ、アトランタ経由。
伊丹→成田→アトランタ'(USA)→サンティアゴ(Chile)→プエルトモント(パタゴニアの玄関口) →プエルトバラス
家を出てから恐らくプエルトバラスのホテルに着いたのは40時間近くかかったのではないかと思われます。
「こんな所に日本人が」的な心境になりました。
パタゴニアに行くには、かなりの移動時間を覚悟していかなければなりません。
皆様チリってどのような印象をお持ちですか?
まったく印象なしって方も多いのでは???
私もそうでした。
どんな場所なのか、どんな人たちが住んでいるのか、どんな食べ物があるのか。
まったく知りませんでした。
行ってみて驚いたのは、本当に色んな人種の人がMIXした国であるということ。
何人なのかよく分からない、、、、
パタゴニアの玄関口であるプエルトバラスはドイツ人が多く入植した場所。
街並みはドイツ風で目の前に広がる湖とオソルノ山の光景はとても素晴らしく私の南米のイメージはかなり変わりました。
牧草地が広がり、羊と牛が広大な場所で飼育されています。
沢山の羊や牛が飼育されているのでお肉は安いかと思いきや肉は高いみたいで輸入に頼っているそうです。
それでもチリ人はお肉が大好き。
土日はとにかく、みんなが集まってバーベキュー!
世界で2番目にパーティーが好きな国民らしいです(テレビの情報)。
手つかずの自然が残り、余りに強い風のため空気がとても澄んでいます。
ここでは、赤い夕陽を余り見ませんでした。
というのは、空気が澄んでいて夕日が赤く見えなかったのです。
徐々に、暗闇に溶けていく。いつのまにか暗くなっていたという印象です。
マキベリーはパタゴニア地方北部と中部で自生しています。
栽培はされておらず、先住民であるマプチェ族によって採取されています。
強い風と比較的雨の多いこの地方はベリーの汚れを洗い流し世界的に見てもクリーンな環境であると言えます。
マキベリーはスーパーフルーツとして世界的に有名になりつつありますが、パタゴニアの自生地域ならどこにでも見られ、チリ人はこのベリーを好んでは食べません。
直径4mmほどしかない実なので、他に豊富なベリーが育てられているチリではマキベリーはあまり食べられていません。
鳥が実を食べ種を蒔くので、どこにでも生え、チリではどちらかというと雑草という感覚です。水辺や山でマキベリーの木を簡単に見つけることが出来ます。
では誰が食べていたかというとずっと昔からマプチェ族が薬として、そのまま生のままで、そして発酵させて発酵ジュースとして使ってきました。そしまた神聖なる木としても愛されてきたのです。
遺伝子組み換え、品種改良もされず、昔から自生しているマキベリーをずっと食してきたマプチェ族が手摘みで採取しています。
彼らが、民間療法で使ってきたベリー、ベリーの中でも並外れた抗酸化力を持つマキベリー。
あなたもマキベリーの聖なる力に触れてみませんか???